キャズム・深い溝【Chasm】

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キャズムとは、主にハイテク業界において、新技術を初期市場からメインストリーム市場への
浸透を妨げる深い溝のこと。

米マーケティングコンサルタント、ジェフリームーアによる書籍、「Crossing the Chasm
の中で登場するキーワード。この書籍の中でムーアはハイテク市場の顧客を次のように
セグメント分けしている。このアーリーアドプターとアーリーマジョリティーの間にある、
深い溝の事をキャズムという。

イノベーター【Innovators】
実用性よりも新技術を好む層。オタク
アーリーアドプター【Early Adopters】
新技術で競合などを出し抜きたいと思っている層
アーリーマジョリティー【Early Majority】
実用主義で、役に立つなら新技術でも導入する層
レートマジョリティー【Late Majority】
新技術は苦手がだ、みんなが使っているので使ってみる層
ラガード【Laggards】
新しい技術を嫌い、最後まで使わない層

従来の普及学では、イノベーターとアーリーアドプター(計16%)に
普及させれば、技術は急速に普及するといわれていた。

これに対し、ムーアはその理論の中で、ハイテク技術、製品は利用者の生活様式に
変化を強いるため、上記5つのセグメントの間にクラック(断絶)があると
主張している。特にアーリーアドプターとアーリーマジョリティーの間のキャズム/深い溝
は顕著で、それには両者の要求が違うためだとしている。
アーリーアドプターは、競合優位性のために、多少のリスクも顧みず、新技術を導入する傾向にあり、
後者は実利主義で、前例や効率的な導入方法を知りたがり、業務の効率化を最優先する。

このことから、ムーアはキャズムを超えて新技術を普及させるには
アーリーアドプターとアーリーマジョリティーの要求の違いを理解し、それぞれに
異なるマーケティングアプローチが必要だと説いている。

関連語:
アーリーアドプター

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